地盤の透水性を減少させること、地盤の強度を増加させることにより地盤安定性を向上させる地盤注入工法は、トンネル掘削や地下掘削には不可欠な補助工法です。また近年では、既設構造物直下の液状化対策工法としても実用化されています。
超音波振動注入工法は、従来のダブルパッカ工法に超音波振動が有する力学的特性を組み合わせた新しいタイプの薬液注入工法です。注入時に超音波振動を併用することで浸透性能が向上し、高品質で均等形状の改良体を形成することができます。
・特徴
超音波振動を併用することで薬液の浸透を阻害する土粒子間隙の目詰まりが解消され広範囲に品質の良い改良体を作ることができます
・用途
基礎地盤の液状化対策、重要構造物の近接注入、広範な仮設注入など
NETIS登録番号:CB-180008-A
簡易な装置を用いて注入速度や圧力を動的に変化させることにより、薬液の逸散や脈状化を抑制し、所定領域内に高品質な改良体を形成する工法です。
・特徴
従来の設備に、ごく簡易な装置(波形発生装置)を付け加えるだけで実施可能です。
・用途
ほぼ全ての薬液注入工法に適用可能です。