JSG工法は、回転する二重管ロッドから空気を伴った超高圧硬化材液を横方向に噴射することで地盤を切削し、スライムを地表に排出させると同時に円柱状の改良体を造成する工法です。
1)土質に左右されることなく、計画通りの確実な改良体が造成できます。
2)施工範囲に埋設管等があっても、コンクリートや鉄等は回転を止めない限り損傷を受けることはありません。
3)硬化材はセメント系材料を使用するため、長期的に安定した改良体が得られます。
4)高さや幅の制限を受ける所でもコンパクトな機械で施工できます。
標準仕様
使用ロッド | 二重管 | |||||||
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切削方法 | 超高圧硬化材液+空気 | |||||||
硬化材噴射圧力 | (MPa) | 20 | ||||||
硬化材噴射量 | (ℓ/分) | 60 | ||||||
N値 | 砂レキ | 十分検討の上決定する必要がある。 | ||||||
砂質土 | N≦10 | 10<N≦20 | 20<N≦30 | 30<N≦35 | 35<N≦40 | 40<N≦50 | ||
粘性土 | N≦1 | N=1 | N=2 | N=3 | N=4 | - | ||
腐植土 | 十分検討の上決定する必要がある。 | |||||||
有効径(m) | 0m<Z≦25m | 2.0 | 1.8 | 1.6 | 1.4 | 1.2 | 1.0 | |
造成時間 | 砂質土 | (分/m) | 40 | 35 | 30 | 26 | 21 | 17 |
粘性土 | (分/m) | 30 | 27 | 23 | 20 | 16 | - |
・開削工事の地盤改良(ヒービング防止、ボイリング防止、底盤支持力の増強、先行地中梁)
・土留工の歯抜け部の止水強化
・土留壁の補強
・シールドの発進到達鏡防護
・既設構造物の支持力増強
・構造物、橋脚の耐震補強
・高規格堤防の耐震補強
・構造物直下地盤の液状化防止