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地盤注入 二重管ストレーナ工法
支える 守る つなぐ

 二重管ストレーナ工法には単相式と複相式の注入方式があり、単相式が地盤強化、複相式が透水性の減少を主な目的としています。Φ40.5mmの二重管ボーリングロッドで所定の深度まで削孔した後、単相式は瞬結性薬液を注入し地盤強化や空洞充填を図ります。複相式はまず地盤の1次処理として瞬結性薬液を注入し、注入管周囲のシール・粗詰めを行った後、続いて2次処理として緩結性薬液を注入することで、土粒子間隙への均質な浸透を図り、地盤を一体固結化して止水します。この1次、2次注入を各ステップ毎に繰り返し、改良範囲の透水性を減少させます。


割裂注入(脈状固結)


浸透注入(部分固結)


浸透注入(一体固結)

特徴

1)機械設備が簡易、コンパクトで、狭小な場所でも施工が可能です。

2)注入工法の中では安価で経済的な工法です。

○単相式と複相式の使い分け
・単相式:粘性土層や空隙の大きい地盤に適する。
・複相式:中位〜締まった砂層に適する。

 
用途

・ライナープレート立坑側部と底盤の遮水と崩壊防止
・立坑底盤部の盤ぶくれ、ボイリング防止
・シールドまたは推進の発進・到達防護、切羽崩壊防止
・シールド急曲線部の地盤強化、緩み防止
・開削部粘性土層のヒービング防止
・土留欠損部の遮水と崩壊防止

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