WILL工法は、リボンスクリュー型攪拌翼の中で改良対象土を上下左右に攪拌混合すること(揺動攪拌)により、攪拌性能を向上させています。リボンスクリュー型攪拌翼を用いることで多様な土質への対応が可能です。
ブーメランプレートの装着と高性能油圧モーターと2段式ギヤ変換(高トルク仕様)により、N値<40の砂質土の改良が可能です。
バックホウ型ベースマシンであり、機動性に優れ、狭隘なヤードにおける施工が可能です。
三点式杭打機と比較して小型であり、転倒に対する高い安全性があります。
1)斜め形状のリボンスクリュー型攪拌翼を装備しており、攪拌翼の回転に伴い改良土が水平方向の揺動運動を繰り返すため、高い攪拌効率が得られ均一性の高い改良体を造成します。
2)ブーメランプレートを装着することで、N値30を超える締まった砂質地盤の掘削混合が可能です。
3)小型ベースマシンの使用が可能なため、従来の工法よりも振動や騒音が少なく環境負荷軽減を実現しました。
4)改良機が軽量のため、機動性が高く大型の改良専用機で施工ができない狭いヤードでも、安全に作業を進めることができます。
5)専用の管理装置を装備しており、運転席内で深度・瞬時流量・積算流量・瞬時回転数・積算回転数・時間・攪拌機掘削角度をリアルタイムでモニター管理できます。
6)ICTを活用した平面誘導管理装置を用いることで、施工ブロックの位置出し作業や出来形検査の省力化、施工履歴データを使用した出来形管理が可能です。
※別途オプション対応
標準仕様
ベースマシン | 最大改良深度 | 適応土質 | |
粘性土 | 砂盛土・砂礫 | ||
0.8m³クラス | 5.0m | N < 10 | N < 30 |
1.4m³クラス | 8.0m | N < 15 | N < 40 |
10.0m | N < 10 | N < 30 | |
13.0m | N < 10 | N < 20 |
- ※1 礫径はΦ100mm以下を標準とするが、礫率等を考慮する必要有り。
- ※2 均等係数が小さい単粒な砂層など崩壊性の高い地盤やN値15以上の締まった 砂質土等については圧縮空気の併用が有効なケースがある。
- ※3 最大改良深度4m以下については0.5m³クラスベースマシンによる対応も可能。
- ※4 改良深度13mについては、1.9m³クラスベースマシンによる対応も可能
・ボックスカルバートや擁壁等の構造物基礎地盤の支持力強化および沈下防止
・盛土の安定対策(沈下防止)および法面のすべり破壊防止
・汚染土壌の浄化
・構造物基礎地盤の液状化対策
・掘削工事における仮土留めおよび止水
・調整池提体のすべり破壊防止および底盤改良