
CDM工法は、セメント系硬化材のスラリーを軟弱地盤に注入し、原位置土と攪拌混合することにより固結パイルを造成する深層混合処理工法です。CDM-MEGA工法は、従来からのØ1000mm×2軸の良さを継承し、改良径をØ1200mm×2軸、Ø1300mm×2軸、及びØ1600mm単軸に拡大することでコスト低減と工期の短縮をはかる工法です。

CDM-LODIC工法は、従来の撹拌混合翼の上部にスクリューを取り付け、セメントスラリーの投入量に相当する土量を排出することにより周辺の地盤や構造物に影響を与えることなく施工することを可能にしました。さらに近年の機械の大型化などに伴い従来からの Ø1,000mmに加えてØ1,200mm、Ø1,300mmが追加され、施工範囲が拡大しています。

「CDM-レムニ2/3工法」は直径Ø1,000mm〜Ø1,300mmの撹拌混合翼を搭載した3軸式の深層混合処理機を使って効率よく軟弱地盤を改良する工法です。回転軸を3軸同時に地中に貫入同一方向に回転する左右2軸の先端からセメントスラリーを注入し、中央軸を逆方向に回転させることによって、セメントスラリーを3軸間に「ダブル∞(連珠図形)型」に移動することが可能となり、均一で強度の高い地盤改良体を確保できます。

河口部、内水面などにおいて台船に陸上CDM機を搭載して潮位管理機能付きシステム管理装置(CDM-FLOATシステム)により施工する工法です。
CDM-FLOAT工法は、従来のペン式レコーダーによるオシログラフ管理に代わり、潮位管理機能付きシステム管理装置(CDM-FLOATシステム)により水位補正を自動管理出来る画期的な工法です。施工中の潮位管理だけでなく、出来高記録として処理機の先端深度のDL表示が可能で、電子納品にも対応しています。